人生初の胃カメラ

2024/04/01 人生初の胃カメラをやってきました(鎮静剤あり&鼻から)。この年齢だと胃カメラやったことある人ほとんどいないんじゃないかな??と思い、フォロワーの皆さんの参考になれば&また次やるときに自分自身で感覚を思い出せるように記録してみよーと思います。ちなみに今回胃カメラをやったのは先々週の土曜からありえないくらい胃が痛かったから。

※胃の中の写真あり。全然グロくないけどピンクの内臓みたくなかったら回れ右です。

胃カメラ前日

気をつけるのは夜9時までに夕飯を済ますことと(それ以降の食事は禁止)、薬もなるべく9時以降には飲まないことぐらい。水は検査当日の朝も飲んでいいらしい。前日の夕飯は消化にいいものを食べてくださいとよく言われるけど、常識的な食事ならなんでもOKとのこと。非常識な食事ってなんだろう。二郎とか?

胃カメラ当日の流れ

当日は10:30からの予約だったので、ちょっと早めの10:15ごろに病院到着。すぐに検査室に通されて、看護師さんがテキパキと準備しつつ、わかりやすく今後の流れを説明してくださった。以下その流れ。

①胃液の泡を無くすお薬を飲む

コップ1杯(150mLくらい?)のちょっとどろっとしたお薬を飲む。無味のようで、後味がちょっと甘苦い粉薬のような感じ。飲むときちょっと気持ち悪くてウエってなったけど吐き気がするレベルじゃないのでセーフ。おいしくはない!!

 

②血管収縮薬と麻酔薬を鼻に噴射

鼻血予防の血管収縮薬と麻酔薬をスプレーで両方の鼻の穴にそれぞれ3回ずつ噴射。血管収縮剤はなんかイソジン系統の味。麻酔は苦くておいしくない!不味かったら飲み込まずにペッしていいよと言われるも、ペッするために口に麻酔薬を含むのも嫌で飲み込む。5分経ったらもう一度それぞれの薬を3回ずつスプレーした。1つの鼻の穴に計12スプレー。

 

③ゼリー状の麻酔薬を鼻から注入

1つの鼻の穴に2mLずつゼリー状の麻酔薬をシリンジで注入。片方ずつ入れてもらって、入ったら鼻をすすって鼻〜喉まで麻酔を効かせる。これが不味くて不味くてかなり不快だった!!これもペッしていいとは言われたものの、鼻をすすったら勢いよく喉の奥を流れていってしまってペッできなかった…。あまりに勢いよく不味いものが流れていったのでちょっとだけウッと口元を抑えるような吐き気が一瞬あったけど嘔吐恐怖症によるパニック発作は起こらず余裕でセーーーフ!もう片方の鼻の穴にもいれてもらったときはちょっとだけ口からペッすることができました。口の中が痺れてこれまた気持ちいいものではなかったので、飲み込むのかペッするのかどっちが正解かはわからん。このパートが強いて言うならいちばんきつかった。麻酔が効いて鼻〜喉の感覚がなくなったら、風邪をひいたときに喉が思いっきり腫れて唾液が飲み込みづらいような感じになって違和感MAXだた。

 

④鎮静剤注射

「鎮静剤と言っても人によって効きが違って、みんな同じ量入れるんですけどすぐに寝ちゃう人もいれば緊張で興奮してずっと起きてる人もいるんですよ」と看護師さんに言われてファ!?まじすか!?とビビる。えーーこれでもし鎮静剤効かなかったらどおしよお、、カメラ入るときにオエッてなるのやだよお、、直前にそんなこと言わんでくれと思ってると先生登場(鎮静剤の投与は先生じゃないと出来ないらし)。「今から入れますね」と言われて鎮静剤がいよいよ注射される……と同時に世界が一気にボヤける!!すげえ!!これめっちゃ効いてますよ!!と先生に伝えたいけど、もうホゲホゲとしか口が動かない。「効いてましゅぅ……」ぐらい言えたかなあ。それぐらい数秒で効いた。すごい。

 

内視鏡挿入

正直このあたりはほぼ記憶がない。断片的に覚えてるような、覚えてないようなってくらい。内視鏡が喉の辺りを通るときに「通ってるなあ…なんかあんまいい気分ではないなあ……」とぼーーっとしながらちょっと思ったのと、「あれ、もしかして今胃の中をカメラが動いてるのかな……」と胃の中のカメラの動きにちょっと気付いたのと、「検査そろそろ終わりそうなのかなあ……」と先生がカメラを抜いてる動きにほんの少し気付いたぐらい。でもそれも全部夢だったと言われてもそうだよねって感じ。頭に白いモヤがかかって、あらゆる出来事が遠くで起きてるような、自分には一切関係のない出来事のような感覚だった。気持ち悪いと思う余裕?すらない、だって自分に起きてることじゃないし……みたいな。ほんとーに鎮静剤ってすごかった。気付いたらベッドに横になって終わってたんだもん。先生もいつのまにか退室してて看護師さんしかいなくて、一瞬だけ入門できたような気がするザ・ワールドって感じ。感激。

 

⑥鎮静剤切れるまで休憩

その後10分くらい横になって休憩して、起き上がって座った状態でまた10分くらい休憩。最初は横になっててもちょっとクラクラしてた(睡眠薬服用後の眠りに落ちる直前みたいな感覚)けど、どんどん薬が抜けて覚醒していく感覚が面白かった〜。あまりに胃カメラが辛くなくて感動して、そばにいた看護師さんに感謝を伝えまくってた。まだ薬が効いてて頭おかしかったかもしれない。

 

⑦診察

立ち上がって移動できるようになったら診察室に移動して、検査結果を先生からご説明いただいた。どうやら私は胃潰瘍ができていたらしい!そりゃ胃が痛いわけだわな。

先週病院で2週間分処方していただいてたお薬が効いて治ってきてはいるけど、胃カメラやってよかったよとのことでした。胃潰瘍は8週間(!)お薬を飲み続けなきゃいけないとのことで、追加で6週間分のお薬を処方していただいた。あと、見た目的にはほぼ確実に良性だけどポリープが1つあったらしく、念のため組織をとって生体検査に回してくれるらしい。ありがたーい!

自分は勝手に逆流性食道炎だろうなあと思ってたけど、食道は綺麗だったらしい。あとピロリ菌もいるんじゃないかな?と思ってたけど、ぱっと見ではいなさそうみたい。胃カメラやってみないと分からないもんだねえ…。今回やってみて全然辛くないこともわかったし、自分の病気もわかったし、本当に検査してみてよかった〜!ポリープの生検結果は1週間で出るらしいので、また来週病院行ってきます。

 

⑧お会計

内視鏡検査+鎮静剤+生体検査で8,020円でした。うーむ、やっぱちょっとお高いですな。生体検査しなかったらもう少し安かったのかもしれない!私はやってもらえてよかったけど。しかしこういう病院のお会計をみるたんびにほんとに3割負担のありがたさを実感する。。10割負担だったら絶対こんな気軽に病院にいけないから、健康保険だけは毎月笑顔で給料から払ってるゎ。

 

感想

胃カメラがこんなに辛くないものだとは思わなかった。辛い、やりたくない、気持ち悪い……というイメージが先行してたけど、私は全く問題なかった。強いて言うならゼリー状の麻酔を飲む時がいちばん辛かったけど、それでも全然想像してたよりしんどくなかった。今回は鎮静剤+鼻からだったから、もしかしたら鎮静剤なしの鼻からとか、鎮静剤ありの口からとかだとまた違うのかもしれないけど、少なくとも鎮静剤+鼻は余裕のよっちゃん。もし胃カメラやりたいけど怖い…って人がいたら鎮静剤+鼻からをオススメします。私も次は絶対そうする!

いい経験したわあ〜。