香川・徳島2泊3日 2日目

1日目の日記が異様に長くなってしまったので分割して2日目です。こういうのは熱があるうちに一気に書き上げた方がいいので頑張ってみます。

 

2日目

目覚ましをかけた8時半すぎに起床。途中で目が覚めることもなく快眠だったため、旅行中にしては珍しく疲労感ゼロの最高の目覚めだった。

今回泊まったホテルは無料朝食付きだったけど、ホテル近くの有名なうどん屋さんに行きたかったので、せっかく早く起きたけど朝食はパス(こういうときデカい胃袋がほしい〜)

隣でモニャモニャしてる寝ぼけた大型犬みたいな彼氏をずっと眺めていたい気持ちを抑え、朝の準備をすすめていく。洗顔して、着替えて、顔を作って、髪も整えて……やることがたくさんで参っちゃうね。いつの間にか起きていた彼氏はすっかり出かける準備を終えていて、バタバタしている私の横でのんびりテレビを見ている。男の人は準備が早くて羨ましいぜ!

その後9時45分ごろにホテルをチェックアウトし、ホテルから車で5分弱のところにある「丸池製麺所」に向かう。どうやら徳島No.1のうどん屋さんらしく、食べログ評価も3.93と期待大。

開店時間の10分前到着するとすでに15人弱の列ができていた!徳島ナンバーの車が多くて地元の人に愛されてるお店らしい。何を頼もうかな、なんて考えているうちに開店して、あっという間に列が進んでいく。開店してから15分後にはもううどんを前に着席していた。

頼んだのは冷たいぶっかけうどんに鳴門金時の天ぷら。揚げ物を食べるとすぐに気持ち悪くなってしまう貧弱な胃の持ち主のため、普段は天ぷらなんて決して食べないのだけど、あまりに魅力的ななのでついつい頼んでしまった。そしてこの選択が正しかった〜!

うどんがちゅるちゅるでもちもちで、噛んで飲み込むたんびに幸せになるのは言わずもがな、この天ぷらが本ッ当に美味しかった!揚げたてでサクサクで、ねっとりというよりホクホク寄りの甘〜いさつまいもの美味しいこと…。あーん、また食べたい。

彼氏はカルピスバターを使った釜玉バターうどんと釜飯のおにぎりを頼んでいた。一口もらったら完全にカルボナーラの味でびっくりした。チーズもコショウも入ってないのに!もちもちなおうどんとハイカラなカルボの味がまたマッチして、これもとっても美味しかった〜!

(彼氏が撮る写真のアングルはなんだかオシャレ)

お腹もいっぱいになったところで、昨日悪天候で断念した鳴門のうずしお観光船をめざして出発。昨日はすべての運転を彼氏に任せてしまったため、今日は私も運転するよ!ということで鳴門までのドライブを担当した。田舎の道は広いし車が少ないし路駐もいないし自転車もいないし、本当に走りやすくて気持ちがいい。あっという間に鳴門のうずしお観光船に到着!

(足が短いので運転席を思いっきり前に出す必要ある。助手席との位置の差に笑って思わず撮っちゃった)

大潮の日&いちばん渦が出来やすい時間ということで人がわんさかいたけど無事乗船チケットもゲット。

実は自分は船に対する苦手意識が非常に強く、今までなるべく船に乗ることを避けて生きてきた。けど船に乗れるようになったほうが行ける場所の幅も広がって絶対いいよな…ということで、今回の乗船は渦潮を見るのはもちろん、船に慣れるための第一歩としての意味合いもあり。。絶対飲まなくても酔わないから大丈夫だよと言われるも、船酔いが怖すぎるので酔い止めのトラベルミンを服用した。

いざ乗船時間になると怖くてヒェーヒェー言ってしまったが、乗り込んでみると意外と揺れなくて全然怖くない。船の内装もディズニーランドのマークトウェイン号に似ていてなんだか落ち着く(マークトウェイン号はめちゃくちゃ好きなアトラクション)。

せっかくだからと1人1,000円課金して一等の上の甲板に行ったら二等と比べて人も少なく、風も冷たいけれど気持ちよくて、これなら酔わなさそうだと一安心!

船が出航してスイスイ海の上を進んでいくのも気持ち悪くなるどころかとても気持ちがいい。船尾の白い波も綺麗だな〜なんて、船を楽しむ余裕まで出てきた。穏やかな瀬戸内海で船に乗る成功体験を積めたのはとてもよかった!

隣の人は寒さに耐えきれずフードを被って真っ黒いてるてる坊主みたいになってた。かわちい。

そして船はどんどん進んでいき、瀬戸大橋のそばに到着。立派な橋を表現する語彙を持ち合わせておらず、この時は「ブリジュラスみたい〜!すごい〜!」なんて言っていたけど、こうして見るとぜんぜんブリジュラスではない。ブリジュラスくんはこぢんまりした橋でかわいいね。

瀬戸大橋をくぐっていよいよ渦潮の発生地に到着すると、船のまわりであらゆる方向から波が起こって、その波がより大きな波に巻き込まれる形でいたるところで渦潮が生まれている!渦潮がこんなダイナミックなものだとは想像しておらず、思わず「お〜〜!!」と感嘆の声をあげてしまった(周りの人たちもみんな感動してた)。

ポケモン脳のため、その後渦潮を見ながら「ルギアのうずまき島みたい!すごい!!ルギア爆誕や!!」と大騒ぎしてしまった。隣にいた彼氏はたぶん恥ずかしかったことでしょう。ごめんね。

風も強いし波も激しいしで、もしかしたら船は結構揺れていたのかもしれないけど渦潮に興奮して船酔いなんかする気配すらなかった。写真の私ニッコニコすぎて草(顔隠してるけど)

渦潮のそばで10分ほど停止したあと、船は再び発着所に戻っていった。帰り道も空と海が本当に澄んだブルーをしていてとっても綺麗だった。どの写真も無加工でこれだよ!

甲板の上は風があまりに冷たかったので我々は身体の芯まで凍えてしまい、帰港後即座にホットココアを購入。2人でシェアしながら暖をとっていると、目の前で生足JK軍団が17アイスを買ってパクパク食べており、若い人たちはすごいね……とじじばばむさいことを言うのだった。。

ココアで暖まったところで、今回の旅行の一番の目的である「祖谷温泉」を目指してぼちぼち出発。温泉好きな私に、以前彼氏がプレゼントしてくれた「一生に一度は行きたい温泉100選」という本にその祖谷温泉が掲載されていて、前々から行ってみたいと思っていたのだ。(この本に載ってる温泉100選、全部一緒に制覇しようねと話している)(素敵でしょお)

鳴門から祖谷温泉までは徳島を横断するような形になっていてなかなか遠い。

そんななか船酔い対策に服用したトラベルミンの副作用である眠気が急激に襲ってきて、運転はすべて彼氏に任せて、助手席でガーガー眠る最悪のムーブをしてしまった。目を覚ましたらそこは祖谷でした。ごめんよお。。

温泉に入る前にちょっと観光しよう、ということで有名な祖谷のかずら橋にやってきた。

引きで見てもボロボロ具合が怖い。えー、あれ今から渡るんですか。。

無理ッッッッッッ!!!!!!

私の中の烈海王が即座に叫んだ。いや無理すぎやろこんなん。隙間ひろすぎ。こんなん足ズルってなったら太ももまで落ちるわ。怖ッッッッッッ!!人間が歩くもんじゃねえ!!

「渡らなくても通行料は返金しません」って貼り紙があった意味を理解する。実際私の前にいた女性は引き返して断念していた。

でも550円払ってるから……お金もったいないから……私は頑張って渡る……。

景色を楽しむ余裕など皆無。顔隠してるけどアシリパさんの変顔そっくりな顔して渡ってる。死ぬほどへっぴり腰。

彼氏は全然余裕みたいで私の腕を引っ張ったり、スマホを落とすフリをしたり、バカみたいなからかいばっかりしてきて「なんで嫌だって言ってることするの!?信じらんない!!バカじゃないの!?」と割とガチめにキレてしまった。

そしたら「ごめんなさい、みさちゃんが可愛くてつい……」と雨に濡れた犬みたいにしょぼくれてしまった。可愛いと思ってくれるのは嬉しいけど、嫌がることをするのはやめようね〜?^_^

その後おいしい鮎を食べて和解。

てか川めっちゃ綺麗〜!夏に来て川遊びしたい。

その後いよいよ本命の祖谷温泉に向かう。ホテルの所有するケーブルカーに乗って山を下ってしか川のそばの露天風呂にアクセスできないなんて、ものすごい秘湯すぎてテンション爆上げ。

ケーブルカーの操作はまさかのセルフ。

どんどん近づいてくる温泉にわくわく。

そしていざ温泉に到着!ホテルの温泉施設なのでちゃんと男女わかれていて、脱衣所もとっても綺麗。ただ脱衣所から温泉に向かうまでの道中が長い!階段何段あるんだ!寒い!

そしてようやくたどりついた温泉はリバービューの素晴らしい眺め(画像は公式サイト引用)

これは最高じゃ〜と思いながらお湯に浸かると、めーーーちゃくちゃぬるい。いやこれ全然身体あったまらんが!?ホテルの受付さんが「お湯は38.5℃ぐらいのぬる湯です」とは言っていたけどこれ絶対38.5℃もない。外が寒いから36-37℃くらい。つまり体温!寒ッッッ!!

先客のお2人がお風呂から上がって「寒い寒い寒い」と震えながら階段を登っていった。いやこれ一生湯船から出られないやつ、、。

他にお客さんがいなくなったのをいいことに、湯船まんなかの源泉が出てきてる場所を陣取る。ショーシャンクのようなポーズをして源泉を浴びるとまだ少し温かかった。人が来ないことを祈りながらひたすらショーシャンクした(あとで聞いたら彼氏も同じポーズで源泉浴びてたらしい笑)。

ただ泉質は素晴らしく、硫黄のかおりがぷんぷんの炭酸泉で、じっとしていると身体のまわりに細かい泡がしゅわしゅわとまとわりついてこそばゆいくらい。お湯の温度をあげると炭酸が抜けてしまうので、ぬる湯なのも致し方なし。

30分ほど浸かって、いよいよ覚悟を決めてお湯からあがる。いや寒〜〜〜!温泉入ってこんなに身体あったまらないの初めてすぎ!!歯をカチカチ鳴らしながら階段を駆け上がって暖房の効いた脱衣所に向かう。脱衣所についたときの安心感たるやいなや。でも不思議なもので、体を拭いて服を着るとなんだか身体があたたかい。温泉に入る前より確実にポカポカしてる。あんなに寒かったのに面白いなあと改めて温泉の奥深さを実感したのだった(?)

ちなみに秘湯を守る会のマジの秘湯だった。うれし〜。

暗くなる前に山を抜けたい、ということで温泉後はすぐに今夜の宿のある琴平に向かう。可愛い子ちゃんは温泉に入って眠くなっちゃったみたいで(たくさん運転してくれたしね)、今度の運転は私担当となった。トラベルミンも抜けたみたいで目も冴えていたので、車にスマホをBT接続してスピッツを大声で歌いながら1時間半ほどのドライブ。くねくねとした山道が続き、いい運転の練習ができた。

そして到着したのは「琴平パークホテル」。ここもツインルーム1泊9,000円ほどのビジネスホテルだったがとても内装が綺麗で、アメニティも豊富だったり大浴場があったりととても満足度の高井ホテルだった◎

夕飯はホテルまんまえの「むさし」といううどん屋さんに。ここも以前彼氏が来たことがあって、とても美味しかったらしい。

お腹が空いていたのでおでんとカレーうどんを頼む。彼氏はそれにライス大も頼んで、私もちょっとわけてもらうことに。ひぇ〜おいしそう。

おでんはあまじょっぱい汁がしみしみで、つーんとしたからしがとても合う!カレーうどんのカレーは最初の一口は甘いのに後から辛さがやってくる、とても奥深い味。カレーうどんでまさかこんなに美味しい欧風カレーが出てくるとは思わずびっくりすぎる。神保町に出店したら絶対人気店になるぐらいの美味しさ。自称カレー大好き芸人の私を唸らせるレベルのカレー。あーーまた食べたい!!

そしてやってきたライス大の大きさがとんでもなく、最後彼氏はフードファイトしていた。あと昨日白いシャツにカレーをつけちゃった反省をいかしてジャケットの前を留めてカレーうどん食べてた。えらいねェ〜〜(アレッシー)

腹パンになったあとはホテルに戻ってゴロゴロして、大浴場に行ったりなんやりしてるうちに眠くなり、またまた日付が変わる頃の健全就寝。

明日でこの旅行も終わりかあと思うとちょっと寂しくなりつつ、すぐにグースカしてしまった。